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劇場版パタリロ! 6月28日(金)TOHOシネマズ新宿ほか全国順次ロードショー!

原作:魔夜峰央「パタリロ!」(白泉社刊) 監督:小林顕作  脚本:池田テツヒロ 出演:加藤諒/青木玄徳 佐奈宏紀/細貝圭 金井成大 石田隼 吉本恒生 三津谷亮 小林亮太/松村雄基 近江谷太朗 木下ほうか 池田鉄洋/須賀健太 鈴木砂羽 西岡德馬/魔夜峰央/哀川翔  ほか 配給:HIGH BROW CINEMA ©魔夜峰央・白泉社/劇場版「パタリロ!」製作委員会 2019 2019 年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/103分

2019年11月15日(金)Blu-ray&DVD発売!同日レンタル開始!
  • パタリロ篇
  • タマネギ篇
  • 耽美篇
  • メイキング
  • 60秒予告
  • 30秒予告

INTRODUCTION

 1978年の連載開始から40年以上も愛され続けているギャグ漫画として、シリーズ累計発行部数が2500万部を超える魔夜峰央原作の超人気作品「パタリロ!」。原作者自身も「実写化は不可能」と語っていたコミックが、2016年に2.5次元ミュージカル化された際は、奇想天外なストーリーやパタリロに扮した加藤諒のキャスティング、美少年・実力派俳優たちの出演などが大きな話題となった。それから3年、今度はその圧倒的な世界観と面白さが映画館のスクリーンで繰り広げられる!舞台のアナログ感と、映像化ならではのVFXが融合して、“見たことはあるけど、観たことのない”パタリロ!ワールドが展開。いちいち拾うのが面倒になる細かいギャグから、パクリすれすれの壮大なパロディまで、劇場版ならではの新たなセンセーションを巻き起こす。
主人公のパタリロを演じるのはもちろん舞台版と同じく加藤諒。個性派俳優という枠を超えて、「生きたパタリロ」とも呼ばれる存在感を大爆発させている。歌って、踊って、スベって、スクリーンの中でドタバタと躍動。パタリロの見た目だけではなく、ブラックで過激で変態チックなキャラクターが見事に乗り移っている。
美少年キラーで凄腕エージェントのバンコランと、女性よりも女性らしい謎の美少年マライヒは、耽美的パートを担う超重要なキャラクター。同じく舞台版からの出演となる青木玄徳と佐奈宏紀が繰り広げる倒錯した純愛も物語の大きな見所となっている。2人は目の肥えたファンにも絶賛されるほどのはまり役で、登場するだけで溜息がでるほど美しい。また、パタリロ!ワールドには欠かせない「タマネギ部隊」に扮するイケメンたち、細貝圭、金井成大、石田隼、吉本恒生、三津谷亮、小林亮太も鉄板の面白さ。その中にタマネギ63号として須賀健太が出演していることも話題となっている。その他にも「あの俳優がパタリロ!に!?」という意外性のあるキャストが登場。哀川翔、西岡德馬、鈴木砂羽、松村雄基、近江谷太朗、木下ほうか、が何の役で出演しているのかは観てのお楽しみ。彼らが嬉々として演じる姿を見ると、日本のエンタメ界で「パタリロ!」がいかに影響力を持って愛されているのかが理解できるだろう。そして原作者の魔夜峰央も重要な(?)役どころで顔を出している。キャストだけでも豪華絢爛、賑やかさ満載の『劇場版パタリロ!』がスクリーンから飛び出してくる!!(と言っても予算の関係で3D映画じゃありませんけど…)

「パタリロ!」の連載が始まったのは1978年。昭和で言ったら53年だよ。これしきのジェネレーションギャップに戸惑ってたら、ここから先は理解不能!

 ロンドン、ヒースロー空港は、常春の国マリネラ王国の世にも美しい(という噂の)皇太子パタリロ・ド・マリネール8世(加藤諒)の到着を待つ人々で沸きかえっていた。やがて人々の期待を裏切るように、空港に突っ込む王室専用機。大爆発した炎の中から現れた少年、「あれは誰だ!?」―彼こそがパタリロなのである!!挨拶代わりに側近のタマネギ部隊(21号:細貝圭、9号:金井成大、11号:石田隼、17号:吉本恒生)と1曲歌って踊ったパタリロの前に現れたのは、英国外務省のアイゼンバーグ(吉川純広)。ダイヤモンドの一大産出国であるマリネラ王国は、国王派と大臣派の激しい権力争いによって政情不安となり、皇太子であるパタリロにも危険が及ぶ可能性があるというのだ。しかし肝心の警備担当は姿を見せていなかった…。
タマネギ部隊を引き連れてロンドンの街を観光するパタリロに迫る暗殺者の影。その危機を間一髪で救ったのは、MI6の諜報部員ジャック・バンコラン少佐(青木玄徳)だった。またの名を美少年キラー。その美しい男は目からレーザービームを飛ばし、見つめられた者は「ドキがムネムネ!?」して気絶してしまうという。やはり大臣派がパタリロの命を狙っているらしい。バンコランは(仕方なく)パタリロの警備担当になったのだった。
そんなパタリロとバンコランの前に、謎の美少年マライヒ(佐奈宏紀)が現れる。マライヒはBBC放送の記者としてパタリロに密着(いやらしい意味ではなく)取材することになっていた。その時、バンコランとマライヒの視線が激しく交錯。2人は倒錯した純愛がはじまる予感に包まれるのだった。
パタリロとマライヒは美術館を訪れていた。マライヒは独自の取材で、パタリロの父・国王があるイギリス女性に贈った絵画と、その裏に隠された秘密の手紙の存在をつきとめていた。それが世に出たら大きなスキャンダルになるため、その前にパタリロが盗み出そうというのだ。作戦は成功したかに思われたが、すべては偽の情報だった。パタリロを窃盗犯として殺害し、王室の権威を失墜させるのが敵の目的だったのだ。その時、またもやバンコランが現れ、敵を倒してパタリロを救出(本当はマライヒ目当てだが)。図太く「このネタで大臣を失脚させてやる」と下卑た笑顔を見せるパタリロだが、衝撃のニュースがもたらされる。国王が亡くなったというのだ…。
次期国王となったパタリロは、マリネラ王国で行われる戴冠式のためバンコランに警備を依頼。もちろんマライヒも取材に訪れる予定だから、バンコランが断るはずもない。これでまた3人が再会することになる。しかし国王の死をきっかけに国際ダイヤモンド輸出機構を脱退したことで、命を狙われているパタリロのまわりは不穏な空気(倒錯した空間?)に包まれていた。

MINEO MAYA

魔夜峰央(原作者・出演)原作:「パタリロ!」(白泉社刊)

1953年3月4日、新潟県出身。
1973年に「デラックスマーガレット」(集英社)に掲載された「見知らぬ訪問者」で漫画家としてデビュー。78年に発表した「ラシャーヌ!」からギャグ漫画路線に転向し、同年には「花とゆめ」(白泉社)で「パタリロ!」の連載を開始する。同作品は「パタリロ西遊記!」、「パタリロ源氏物語!」、「家政夫パタリロ!」シリーズといったスピンオフを生みだすほどの人気作品となり、82年にはTVアニメ化、16年・18年には2.5次元ミュージカル化されている。現在も「マンガPark」(白泉社)で連載が続いており、18年11月にはコミックス第100巻を発行している。
その他にも現在「まんがライフ」(竹書房)にて「眠らないイヴ」を年に1回連載中。86年の「翔んで埼玉」が約30年を経た15年にネット等で話題となって宝島社より復刊。同作は19年2月に二階堂ふみ、GACKT主演で映画が公開されるなど、本作品とあわせて魔夜峰央ブームが再来している。

CAST

加藤諒(パタリロ・ド・マリネール8世)

1990年2月13日、静岡県出身。
10歳の時に「あっぱれさんま大先生」(CX)で芸能界にデビュー。その後は個性派俳優として映画、ドラマ、舞台、バラエティなどで幅広く活躍を続けている。
主な映画出演作品には、『デトロイト・メタル・シティ』(08)、『火花』(17)、トリプル主演を務めた『ギャングース』(18)、『ニセコイ』(18)、本作品と同じく魔夜峰央原作の『翔んで埼玉』(19)、『PRINCE OF LEGEND』(19)等がある。
TVドラマでは「盤上のアルファ~約束の将棋~」(NHK BSプレミアム)、「アシガール」(NHK)、「僕たちがやりました」(KTV)、「東京タラレバ娘」(NTV・声の出演)、「真田丸」(NHK)、「ゆとりですがなにか」(NTV)、「主に泣いてます」(CX)等に出演。舞台への出演も数多く、「パタリロ!」と「パタリロ!」★スターダスト計画★では主演を務めたほか、「人間風車」、残酷歌劇「ライチ☆光クラブ」等に出演。TVコマーシャルでも「アフラック」、「氷結」などで強いインパクトを残している。
19年3月現在のTVレギュラー番組には、NHK Eテレの「で〜きた」、「ふしぎエンドレス」(声の出演)、「俳句さく咲く!」、SBSの「イブアイしずおかエンタ」があり、その他にも「銀座カラー」のCMキャラクターとして出演中。4月以降の出演作品には、ゾンビ役を演じるアニメ「さらざんまい」(CX・声の出演)や、ドラマ初主演となる「恋と就活のダンパ」(NHK BSプレミアム)などが放送を控えている。人気・個性・好感度とも、今のエンタメ界に欠かせない存在となっている。

  • 青木玄徳(ジャック・バンコラン)

    1987年10月19日、埼玉県出身。ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンの跡部景吾役で俳優デビュー。主な出演作品には、舞台「里見八犬伝」、主演作品「瞑るおおかみ黒き鴨」、ミュージカル「リボンの騎士」、映画『闇金ドッグス』シリーズ1~8(15~18)、『牙狼〈GARO〉 神ノ牙-KAMINOKIBA-』(18)、ドラマ「仮面ライダー鎧武/ガイム」(EX)、「水戸黄門」(TBS)等がある。

  • 佐奈宏紀(マライヒ)

    1997年2月25日、愛知県出身。ジュノン・スーパーボーイ・コンテストをきっかけに芸能界入り。主な出演作品には、ドラマ「幽かな彼女」(KTV)、「地獄先生ぬ~ベ~」(NTV)、NHK高校講座「国語表現」、映画『人狼ゲーム マッドランド』(17)、ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン、主演舞台「Fate/Grand Order THE STAGE -神聖円卓領域キャメロット-」、舞台「犬夜叉」等がある。若手俳優ユニット「SUNPLUS(サンプラス)」のメンバーである。

  • 細貝圭(タマネギ21号)

    1984年10月10日、東京都出身。ミュージカル「テニスの王子様」で脚光を浴び、「マルガリータ~戦国の天使たち~」で舞台初主演。學蘭歌劇「帝一の國」、「オーファンズ」、少年社中×東映 舞台プロジェクト「ピカレスク◆セブン」等がある。舞台を中心にTV、映画にも活躍の場を広げ、映画では『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』(13)、『新宿スワン』(15)等に出演している。

  • 金井成大(タマネギ9号)

    1990年5月7日、岩手県出身。2010年11月に「押忍!!ふんどし部!」で舞台デビュー。出演作品には、ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(CX)、舞台 ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズ、「パタリロ!」シリーズ、「厨病激発ボーイ」、「ゴミノクワイ」(主演)、「クジラの歌」(主演)、BEST OF BROADWAY MUSICAL「ALTER BOYS 2019」等がある。映画では『累 -かさね-』(18)、『メサイア -幻夜乃刻-』(18)に出演している。

  • 石田隼(タマネギ11号)

    1991年10月30日、三重県出身。主な出演作品には、ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン、主演舞台「口紅」、「孤島の鬼―咲きにほふ花は炎のやうに―」、おん・すてーじ「真夜中の弥次さん喜多さん」、ハダカ座公演vol.1「ストリップ学園」、「ナナマル サンバツ THE QUIZ STAGE」、「鬼切丸伝~源平鬼絵巻~」、舞台「黒子のバスケ」ULTIMATE-BLAZE等がある。Kiss FM KOBEのラジオ番組「石田隼と本田礼生の以心伝心!」にレギュラー出演中。

  • 吉本恒生(タマネギ17号)

    1993年8月17日、大阪府出身。2016年に舞台「パタリロ!」で俳優デビュー。その後はハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズの「進化の夏」にて木兎光太郎役を演じて人気を集める。主な出演作品には、映画『帝一の國』(17)、ドラマ「ドルメンX」(NTV)等がある。

  • 三津谷亮(タマネギ19号)

    1988年2月11日、青森県出身。學蘭歌劇「帝一の國」、ミュージカル「黒執事 〜NOAH’S ARK CIRCUS〜」など、2.5次元ミュージカルには欠かせない存在となっている一方で、舞台「真田十勇士」、明治座「ふるあめりかに袖はぬらさじ」、劇団□字ック「滅びの国」、西瓜糖第六回公演「レバア」、NHK大河ドラマ「真田丸」、「3人のパパ」(TBS)など、ストレート舞台や映像作品での好演も高く評価されている。

  • 小林亮太(タマネギ35号)

    1998年12月16日、愛知県出身。Amazonプライムの人気コンテンツ「仮面ライダーアマゾンズ」に出演し、その可愛らしいキャラクターで注目を集める。主な出演作には映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』、『兄に愛されすぎて困ってます』、『虹色デイズ』、「パタリロ!」★スターダスト計画★、二兎社リーディング公演「走り去る人たち」等がある。2019年4月公開の映画『JK☆ROCK』に出演、そして2019年4月公演の舞台「僕のヒーローアカデミアThe“Ultra”Stage」に爆豪勝己役で出演。

  • 吉川純広(アイゼンバーグ/マヤメンズ)

    1982年12月7日、兵庫県出身。2003年、TVドラマ「スカイハイ」(EX)でデヒュー。その後はドラマ、映画、舞台と活動の場を広げ、ジャンルを問わずに活躍。ナレーターとしても数々の番組、コマーシャルに出演している。主な舞台出演作品には、學蘭歌劇「帝一の國」、残酷歌劇「ライチ☆光クラブ」、M&Oplaysプロデュース「ライクドロシー」、ペンギンプルペイルパイルズ「不満足な旅」等がある。

  • 佐藤銀平(マヤメンズ)

    1977年10月19日、東京都出身。演劇集団円に2015年まで在籍。現在はオフィスボードビルに所属。円の同期4人による劇団であるサスペンデッズでも活躍している。主な出演舞台には、東京No.1親子「あぶくしゃくりのブリガンテ」、椿組「ドドンコ、ドドンコ、鬼が来た!」等がある。ドラマ出演では「制服捜査3」(TBS)、「赤ひげ」(NHK BS)、「石つぶて」(WOWOW)、「特命係長 只野仁」(AbemaTV)等がある。

  • 三上陽永(マヤメンズ)

    1983年6月12日、青森県出身。鴻上尚史主宰「虚構の劇団」の旗揚げメンバー。2013年には演劇クラブ「ぽこぽこクラブ」を共同結成。主な出演舞台には、渡辺源四郎商店「さらば!原子力ロボむつ ~愛・戦士編~」、KOKAMI@network「キフシャム国の冒険」、虚構の劇団/KOKAMI@network「イントレランスの祭」等があり、TVドラマ「夢を与える」(WOWOW)、「進め!青函連絡船」(NHK BSプレミアム)等にも出演している。

  • 柴一平(マヤメンズ)

    1981年8月21日、奈良県出身。18歳より様々なダンスを学ぶ。フリーのアーティストとして、自身の振付作品発表やミュージカルの振付など、活動の場は多岐にわたる。主な出演作品には、「エリザベート」、「さらば、わが愛 覇王別姫」、「夏の夜の夢」、「ノミコムオンナ」、「夜中に犬に起こった奇妙な事件」等がある。平原慎太郎率いる、OrganWorksのメンバーとしても活動している。

  • 富岡晃一郎(マヤメンズ)

    1978年1月1日、東京都出身。小劇場からミュージカルにいたるまで幅広く活動。2012年福原充則と旗揚げした劇団「ベッド&メイキングス」で共に主宰を務める傍ら、18年より「阿佐ヶ谷スパイダース」の劇団員となる。近年の主な出演作は、舞台カムカムミニキーナ「蝶つがい」、「パタリロ!」★スターダスト計画★、パルコプロデュース「アンチゴーヌ」、ドラマTBS日曜劇場「グッドワイフ」、映画『アズミ・ハルコは行方不明』など。

STAFF

小林顕作(監督・音楽)

1971年4月9日、東京都出身。
演劇ユニット「宇宙レコード」で脚本・演出・出演を務める他、ダンスユニット「コンドルズ」においてコント部門の脚本を担当。大堀こういちとのフォークデュオ「羊」として音楽活動も行っている。
「宇宙レコード」、「コンドルズ」以外にも数々の劇団に俳優として出演。主な舞台作品には、ベッド&メイキングス「南の島に雪が降る」、表現・さわやか「ロイヤルをストレートでフラッシュ!!」、「ロミオとジュリエットのハムレット」、「モリー・スウィーニー」、プロペラ犬×筋肉少女帯「アウェーインザライフ」、劇団EXILE「CROWN~眠らない、夜の果てに…」等がある。構成・作・演出を担当した作品には、舞台の「MATSUぼっち」シリーズ3作、「パタリロ!」シリーズ2作、「帝一の國」シリーズ3作等がある。坂本美雨の「Swan Dive」MVや、池田鉄洋の構成・作・演出による「BACK STAGE」では振付を担当。NHK大河ドラマ「真田丸」などTV出演も数多く、現在は「みいつけた!」(NHK Eテレ)の「よんだ?」コーナーにオフロスキー役で出演中。番組内で歌う挿入歌の作詞・作曲も手がけている。映画では『泣きたいときのクスリ』(09)に出演している。またナレーションを担当したTV・ラジオコマーシャルの数々は枚挙に暇がなく、その声を活かしてラジオ番組へも数多く出演している。
俳優・声優・脚本家・演出家・ダンサー・ミュージシャンという様々な顔を持ち、まさに「マルチな才人」という言葉がふさわしい注目のクリエイターである。

  • 小泉宗仁(監督補)

    1985年、千葉県出身。早稲田大学卒業後、助監督として映画監督・園子温に師事して多くの作品に携わる。主な担当作品には『希望の国』(12)、『永遠の0』(13)、『映画 みんな!エスパーだよ!』(15)、『アンチポルノ』(17)、『新宿スワンⅡ』(17)『ちはやふる -結び-』(18)、オリジナルドラマ「TOKYO COIN LAUNDRY」等がある。また写真家として個展も行っている。

  • 池田テツヒロ(脚本)

    1970年、東京都出身。俳優・演出家・脚本家として幅広く活動。TVでは「TRICK」(EX)、「医龍」(CX)、「アンナチュラル」(TBS)、「シグナル」(KTV)など注目のドラマに出演。脚本家としては、舞台「夫婦漫才」、映画『行け!男子高校演劇部』(11)、連続ドラマ「ミューブ♪~秘密の歌園~」(NBN)などを手がけている。今後も数多くの演出・脚本・出演作品が控えている。

  • 伊集守忠(撮影)

    1980年、東京都出身。映画学校の同期と共に自主制作映画などに参加。フリーランスの撮影助手を経て独立。近年の映画には、犬童一利監督作品『つむぐもの』(16)、酒井麻衣監督作品『はらはらなのか。』(17)、吉田浩太監督作品『愛の病』(18)、酒井麻衣監督作品『ウィッチ・フウィッチ』(18)等がある。現在、内藤瑛亮監督の『許された子どもたち』が公開を控えている。

  • 酒井隆英(照明)

    1987年、愛知県出身。照明技師・上野甲子朗のチーフを経て17年4月に独立。日本映画テレビ照明協会(JSL) 本部会員として、映像制作集団「PICPOT」を主宰。照明を手がけた主な映画には、『MR.LONG/ミスター・ロン』(17)、オムニバス映画『十年 Ten Years Japan』(18)の『いたずら同盟』エピソード、『西北西』(18)、『ボルトの恋人たち~時の記憶』(18)、『ハッピーアイランド』(19)等がある。

  • 坂本明浩(舞台照明)

    1980年より市川事務所に所属して舞台照明を始める。沖野隆一に師事してステージング設立に参加、後にフリーとなる。演劇公演はもとより、ジャンルを問わずあらゆる方面に参加。23カ国、28都市の劇場にて照明デザインを担当するなど、世界に活躍の場を広げる。2012年に、株式会社one-drop Officeを設立。照明ワークショップを全国各地で開催中。また照明業と平行して音楽活動も精力的に行っている。

  • 朝月真次郎(衣装デザイン)

    東京ファッションデザイナー協議会正会員/公益財団法人日本ユニフォームセンター専門委員/戸板女子短期大学服飾芸術科専任教授という肩書きを持つ。「LUNA MATTINO」のチーフデザイナーを経て、アサツキデザインエンターテインメントを設立。「THEATRE COSTUME HISTORY」をスタートさせる。ミュージカル「エリザベート」、「アニー」、「イヴ・サンローラン」等、多くの衣裳デザイン・制作を手がけている。

  • 片平圭衣子(美術)

    武蔵野美術大学建築学科卒業。小林顕作と組んだ舞台には「Rody Musical」、「MATSUぼっち03」、「帝一の國」、「パタリロ!」、「放課後の厨房男子」がある。映画では『ワンダフルワールドエンド』(15)、『アイスと雨音』(18)を担当。池田テツヒロ監督の「夢のつづき」、松居大悟監督のMV(クリープハイプ、大森靖子、ドレスコーズ、チャットモンチー、銀杏ボーイズ)や、CM等の映像美術も手がけている。

  • 堀川貴世(ヘアメイク)

    アシスタントを経て2008年に独立。フリーランスとして、映像の仕事を中心にショーや舞台など幅広く活動。主な作品には、映画『こどもつかい』(17)、『未来のあたし』(19)、TVドラマ「シリーズ・江戸川乱歩短編集 1925年の明智小五郎」(NHK BSプレミアム)、「シリーズ・横溝正史短編集」(NHK BSプレミアム)等があり、舞台では地球ゴージャスプロデュースの「X day」にも参加している。

  • 足立夏海(振付)

    15歳でブレイクダンスに目覚め、21歳で渡米、30歳でラッキィ池田に師事。TV「仮面ライダー鎧武/ガイム」・「電王」(EX)、「おとうさんといっしょ」(NHK BS)をはじめ、「パタリロ!」、「帝一の國」といった舞台や、TV、CMの振り付けを手がける。「ワンワンわんだーらんど」(NHK)ではジャンジャンの声と操演を担当。キレの良いダンスと独特なお絵かきで、世の親子を虜にしている。

  • 平原慎太郎(振付)

    クラシックバレエ、HipHopのキャリアを経て、コンテンポラリーダンスを専門に、ダンサー、振付家、ステージコンポーザー、ダンス講師として活動。また、ダンスカンパニー「OrganWorks」を主宰して創作活動を行っている。他分野のアーティストとの交流も盛んで、その範囲は中国、韓国、スペイン、スコットランドといった海外にまで及んでいる。2015年の小樽市文化奨励賞をはじめ、数々の賞にも輝いている。

PRODUCTION NOTES

小林顕作監督が振り返る、“初監督な日々”

★ 監督は「OK!」と言う係 ★

映画は監督補の小泉くんと助監督の川松くん、カメラワークを決める伊集くんの3人のやり取りがメイン。撮る前に「ここはこうしたいです」「じゃあこうしましょう」「え? 何でですか?」「映画だとこうなんですよ」「あ、はい。わかりました」というお話をして、現場では自分はいかに口を出さずにいるかに徹しました。映画ですよ。素人が口出すもんじゃないですよ。じゃあ小林監督はいらないのかっていうと絶対そんなことはなくて、みんなが僕の創りたいモノを創るために僕を見ながら動いてくれているのはすっごく感じましたから、そこでの“居方”っていうのが一番重要だったんだと思います。だってやっぱり不思議なモノで、撮った画を繋げていくと“僕が創る映画”になってるんですよ。だから僕は自信を持ってみんなに「OK!」という係。ま、たまに「OK!」「あ、もう一回撮らせてください」「う、うん…OK!」みたいなこともありましたけどね(笑)。新人監督は一番動いて一番元気で。とにかくみんなの空気が淀まないように、何かあったらすぐ走ろう、繋ごう、即決していこうと心がけてました。「僕はみんなの潤滑油、どうやったらいいベニバナ油になれるんだろう?」みたいな心境で。

★ 「バジェット」は呪いの言葉 ★

撮影が始まると、スタッフさんはとにかく「バジェットが」「バジェットが」って、呪いの言葉のように言うんですよねぇ。こっちは映画の現場用語なんてまったくわからないんで最初は何かと思ったら、のちのち「予算」のことだとわかって…じゃあ、予算って言えよ!!ま、知ってる振りしてふんふん聞いてましたけどね。「あー、このままやってたら絶対全部撮れないだろうなぁ。時間もバジェット足りねぇなぁ」って(笑)。

★ お芝居はもうできていた ★

役者はリハーサルもほとんどなく撮っていったんですが、それはやっぱりすでに舞台をやっていたから。これはもうこの映画の最大の強みでしたね。普通は映像になるとリアルな芝居をしていかないと…ってなるんだけど、それも逆を行ったし(笑)。「とにかく何もかもハミ出していこう。舞台はこの距離で届いてたかもしれないけど、劇場のお客様にはいつになったら届くかわからないから、それ以上でやってくれ!」と。バンコランは自分で自分の見せ場を創れる人だからもうお任せで…マライヒも「君が楽しければみんなが幸せだよ」って、基本放置(笑)。「綺麗だよぉ」「そうですか!!」ってそれで輝く人なので(笑)。パタリロもさすがの順応性と対応性は基本舞台のままですが、映画スペシャルとしてオープニングにソロの歌&ダンスを用意しました。これぞ主役!ってね。

★ マサミチくん眼鏡事件 ★

監督助手の川田真理(マサミチ)くんは愛すべき眼鏡キャラで、いろんな雑用をたくさんやってくれました。あるときマライヒが涙を流しながらナイフを投げるとてもカッコいいシーンを撮ったんですけど、そのナイフをマットで受け止めるのはマサミチくんの役目。で、「アクション!」「シャッ!」「カーン!」「あ″あぁぁぁーーっ」「どうした!?」って見たら、眼鏡にナイフが当たったマサミチくんが倒れてた。もうみんな20分くらい大爆笑。当てた佐奈くんも「僕は天才なんじゃないでしょうか」って誇らしげだし、眼鏡は曲がっちゃうし、もうめちゃめちゃ(笑)。そのあとのマサミチくん、ガムテープでグルっグル巻きにして「眼鏡なおりましたー!」って、余計面白くなっちゃった。愉快な一大事でした。

★ レーザービーム事件 ★

今回セットを組んでの撮影で、舞台でも使ったレーザービームを入れることになったんですが、レーザーがカメラに当たったらカメラはもう一発で死んじゃう(壊れる)から絶対当てちゃダメだってことで、舞台照明の坂本さんと撮影の伊集くんがきっちりリハを繰り返して仕込んでくれました。で、いざ本番。役者が踊ってるところにレーザービームが入るとすっごくカッコよくて、もうみんなで狂喜乱舞してたのに、そのうちモニターの画像がモワモワしてビビッって稲妻みたいなのが走ったりして、「え、これ何どうなってんの?」って思ったら…カメラがヒューン…。ブラックアウト。「カメラ死にましたっ!」「ウソでしょ!?」。よくよく聞いたら本番で焚いたスモークでビームが乱反射してカメラにヒット! ここでまさかのバジェットがーーっ!!!! メインもサブも逝っちゃいました(爆笑)。もちろん撮影は中断。帰りの某駅のホームで「俺たちは1日にカメラ2台壊したチームだぜぇ。いぇーい!」って、荒くれましたねぇ。あ、ちなみに伊集くんがちゃんと保険に入っててくれたので、すぐに新しいカメラが届きました。「パタリロ!」組は優秀です。

★ こだわりは…「こだわらないこと」 ★

「パタリロ!」は…雑な言い方かもしれないけど、「価値がないところが一番の魅力」。魔夜先生の人間性にも共通すると思うんですけど、純粋無垢で欲望に対して正直で…最後はすべてゼロに戻っていく。すごくフラットで何をやっても似合うし、放出の仕方に制限がない。いわばコンプライアンスのない作品なのが最大の魅力だと思います。舞台オリジナルキャスト、映画から参加の素晴らしい役者さんたち、すっごく可愛い宇宙人を生み出してくれたCGチーム、ほかにも大勢のスタッフのみなさん…「こんなの無理じゃないのか」っていう妄想や無茶ぶりをみんなが実現してくれたのも、コンプライアンスをぶっ飛ばして好きに遊んでくれたからだと思います。感謝してます。世界中のどんな卑怯な手をつかってでも、ひとりでも多くの人に観てもらいたい! 監督としてのこだわり? それはもう…「こだわらないこと」ですね(笑)。『劇場版パタリロ!』がこんなに僕好みの映画になったのは、自由に話して、笑って、創って…みんながここをいい遊び場にしてくれたから。僕じゃないいろんな人のアイデアが集まって出来上がった映画なので、そのアイデアには…ケチつけないで欲しいなぁ。ケチつけるなら全部監督の僕にお願いします。ま、全力でぶん殴りますけどね(爆笑)。

パタリロ